国立国語研究所
 
 

奈良時代編 概要INTRODUCTION

『日本語歴史コーパス 奈良時代編Ⅰ万葉集』として『万葉集』全編のデータを、『日本語歴史コーパス 奈良時代編Ⅱ宣命』として『続日本記』の62編の宣命のデータを、『日本語歴史コーパス 奈良時代編Ⅲ祝詞』として『延喜式』巻第八に収録されている27編の祝詞のデータを公開しています。全てのテキストに読み・品詞などの形態論情報が付与されています。なお、収録対象は古典の本文であり、現代語訳は含まれていません。

万葉集 奈良時代編Ⅰ

本文

『奈良時代編Ⅰ万葉集』の本文は小学館『新編 日本古典文学全集』(書籍版ジャパンナレッジ)にもとづいています。

規程集

利用に際しては、以下をご一読のうえ、ご利用ください。

底本および歌人情報へのリンク

『日本語歴史コーパス 奈良時代編Ⅰ万葉集』からジャパンナレッジ『新編 日本古典文学全集』(小学館)へのリンクを実現しました。
コーパス検索アプリケーション「中納言」における『日本語歴史コーパス 奈良時代編Ⅰ万葉集』の検索結果の用例リストから、その用例の存在する『新編 日本古典文学全集』の当該ページの本文・現代語訳・注釈が直接参照できます。コーパスによる古典語の分析を、現代語訳や注釈を参照しながら行うことができます。

歌人情報参照用としては、国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス(Web NDL Authorities)へのリンクを用意しました。

ご利用にあたって

本コーパスをご利用になる際は、必ず下記の情報を明記してください(バージョンやアクセス年月日は適宜置き換えてください)。

  • 国立国語研究所(鴻野知暁ほか)編(2017)『日本語歴史コーパス 奈良時代編Ⅰ万葉集』(短単位データ 1.0 / 長単位データ 1.0、中納言バージョン 2.3)https://clrd.ninjal.ac.jp/chj/nara.html#manyo(2017年9月29日確認)

※ バージョンかアクセス年月日のいずれかを明記すれば下記のように短縮しても構いません。

  • 国立国語研究所(2017)『日本語歴史コーパス 奈良時代編Ⅰ万葉集』https://clrd.ninjal.ac.jp/chj/nara.html#manyo(2017年9月29日確認)
  • 国立国語研究所(2017)『日本語歴史コーパス 奈良時代編Ⅰ万葉集』(短単位データ 1.0 / 長単位データ 1.0)https://clrd.ninjal.ac.jp/chj/nara.html#manyo

『日本語歴史コーパス 奈良時代編』は、オンライン検索ツール「中納言」を通してご利用いただけます。ご利用には利用許諾契約が必要です。詳しくは利用・申込方法をご覧ください。

開発スタッフ ‐奈良時代編Ⅰ万葉集‐

    開発担当者

  • 鴻野知暁(東京大学助教/元国立国語研究所プロジェクトPDフェロー)

    開発協力者

  • 小木曽智信(国立国語研究所教授)
  • 岡照晃(国立国語研究所特任助教)
  • 蝦名翠 鈴木崇大(国立国語研究所技術補佐員)
  • 古川祐子(作業協力者)

※肩書きは開発当時のものです。

このコーパスは、「通時コーパスの構築と日本語史研究の新展開」(2016-2022)およびJSPS科研費 JP15H01883「日本語歴史コーパスの多層的拡張による精密化とその活用」(2015-2019)の成果の一部です。

宣命 奈良時代編Ⅱ

概要

奈良時代から平安初期にかけての歴史書『続日本紀』には62編の宣命があり、その宣命部分を収録しました。和文資料の少ない上代において、和文体であり、一字一音の万葉仮名をも用いる宣命は極めて貴重な資料とされています。

本コーパスの特徴は次の通りです。

  • すべてのテキストに読み、品詞、活用形等、短単位の形態論情報が付与されています。
  • 本文には一部校訂を施し、原文を読み下し、句読点を付与した漢字仮名交じり文を用います。
  • 難読の漢文熟語表記,地名と数詞の部分について、同一箇所に訓読と音読の形態論情報を付与しています。

本文

『奈良時代編Ⅱ宣命』の本文は、北川和秀(1982)『続日本紀宣命―校本・総索引』のテキストデータにもとづいています。

テキストの収録範囲

原則としてすべてのテキストを対象としています。ただし、校異・索引に該当する箇所は対象外としました。

概要書・規程集

利用に際しては、以下をご一読のうえ、ご利用ください。

ご利用にあたって

本コーパスをご利用になる際は、必ず下記の情報を明記してください。(バージョンやアクセス年月日は適宜置き換えてください)

  • 国立国語研究所(呉寧真ほか)編(2020)『日本語歴史コーパス 奈良時代編Ⅱ宣命』(短単位データ 1.0 / 長単位データ 1.0,中納言バージョン 2.5.0)https://clrd.ninjal.ac.jp/chj/nara.html#senmyo (2020年4月1日確認)

※ バージョンかアクセス年月日のいずれかを明記すれば下記のように短縮しても構いません。

  • 国立国語研究所(2020)『日本語歴史コーパス 奈良時代編Ⅱ宣命』(短単位データ 1.0 / 長単位データ 1.0,中納言バージョン 2.5.0)https://clrd.ninjal.ac.jp/chj/nara.html#senmyo
  • 国立国語研究所(2020)『日本語歴史コーパス 奈良時代編Ⅱ宣命』https://clrd.ninjal.ac.jp/chj/nara.html#senmyo(2020年4月1日確認)

『日本語歴史コーパス 奈良時代編Ⅱ宣命』は、オンライン検索ツール「中納言」を通してご利用いただけます。ご利用には利用許諾契約が必要です。詳しくは利用・申込方法をご覧ください。

開発スタッフ -奈良時代編Ⅱ宣命-

    開発担当者

    • 呉寧真(プロジェクト非常勤研究員) 池田幸恵(中央大学教授) 須永哲矢(昭和女子大学准教授)

    開発協力者

    • 小木曽智信(教授) 鴻野知暁(東京大学助教)
    • 近藤明日子(プロジェクト非常勤研究員) 松崎安子(プロジェクトPDフェロー)
    • 蝦名翠(技術補佐員)

※肩書きは開発当時のものです。

本コーパスは、国立国語研究所共同研究プロジェクト「通時コーパスの構築と日本語史研究の新展開」および国立国語研究所共同研究プロジェクト「表記情報と書誌形態情報を加えた日本語歴史コーパスの精緻化」の研究成果の一部です。

祝詞 奈良時代編Ⅲ

概要

『延喜式』は、50巻からなる平安時代の法令集です。その成立は927年ですが、巻第八に収録された27編の祝詞は、奈良朝以前から平安初期までに成立したものの伝承として、文体、表記、語彙、語法など様々な面で上代の日本語を残していることが知られています。原文は全編漢字で表記されていますが、一部に表音仮名(万葉仮名)を用い、活用語尾・付属語を小書きした「宣命書き」による和文体で、和文資料の少ない上代の日本語を知るための貴重な資料です。

本コーパスの特徴は次の通りです。

  • すべてのテキストに読み、品詞、活用形等、短単位・長単位の形態論情報が付与されています。
  • 本文には、原文を読み下して句読点を付与した、漢字仮名交じり文を用いています。原文の万葉仮名は、現行の平仮名に置き換えています。
  • 漢語を和語で訓読している箇所について、同一箇所に複数の形態論情報を付与しています。

本文と収録範囲

本文

『奈良時代編Ⅲ祝詞』の本文は、沖森卓也編(1995)『東京国立博物館蔵本延喜式祝詞総索引 (古典籍索引叢書)』(古典研究会)の訓読文テキストデータに基づいています。

テキストの収録範囲

すべてのテキストを対象としています。

概要書・規程集

利用に際しては、以下をご一読のうえ、ご利用ください。

原本画像へのリンク

コーパス検索アプリケーション「中納言」による検索結果の用例リストから、本文に用いた沖森卓也編(1995)『東京国立博物館蔵本延喜式祝詞総索引 (古典籍索引叢書)』(古典研究会)の底本である、東京国立博物館蔵本『延喜式』の画像(文化財高精細画像公開システム「e国宝」)を参照することができます。訓点を含めた原本の状態を参照しながらコーパスを利用することができます。
加えて、参考画像として国立歴史民俗博物館所蔵の土御門家本『延喜式』の画像も参照することができます。

ご利用にあたって

本コーパスをご利用になる際は、必ず下記の情報を明記してください。(バージョンやアクセス年月日は適宜置き換えてください)

  • 国立国語研究所(間淵洋子・近藤明日子ほか)編(2022)『日本語歴史コーパス 奈良時代編Ⅲ祝詞』(短単位データ1.0 / 長単位データ1.0、中納言バージョン2.5.2)https://clrd.ninjal.ac.jp/chj/nara.html#norito(2022年4月1日確認)

※ バージョンかアクセス年月日のいずれかを明記すれば下記のように短縮しても構いません。

  • 国立国語研究所(2022)『日本語歴史コーパス 奈良時代編Ⅲ祝詞』(短単位データ1.0 / 長単位データ1.0、中納言バージョン 2.5.2)https://clrd.ninjal.ac.jp/chj/nara.html#norito
  • 国立国語研究所(2022)『日本語歴史コーパス 奈良時代編Ⅲ祝詞』https://clrd.ninjal.ac.jp/chj/nara.html#norito (2022年4月1日確認)

『日本語歴史コーパス 奈良時代編Ⅲ祝詞』は、オンライン検索ツール「中納言」を通してご利用いただけます。ご利用には利用許諾契約が必要です。詳しくは利用・申込方法をご覧ください。

開発スタッフ -奈良時代編Ⅲ祝詞-

    開発担当者

    • 間淵洋子 近藤明日子(特任助教)

    開発協力者

    • 小木曽智信 高田智和(教授)
    • 蝦名翠(技術補佐員)

※肩書きは開発当時のものです。

本コーパスは、国立国語研究所共同研究プロジェクト「通時コーパスの構築と日本語史研究の新展開」(2016-2022)および人間文化研究機構広領域連携型基幹研究プロジェクト「異分野融合による総合書物学」国立国語研究所ユニット「表記情報と書誌形態情報を加えた日本語歴史コーパスの精緻化」(2016-2022)の研究成果の一部です。

 
 
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日本語をはじめとする言語を分析するための基礎資料として、書き言葉や話し言葉の資料を体系的に収集し、研究用の情報を付与したものです。