『日本語歴史コーパス 江戸時代編Ⅰ洒落本』として洒落本30作品のデータを、『日本語歴史コーパス 江戸時代編Ⅱ人情本』として人情本8作品のデータを、『日本語歴史コーパス 江戸時代編Ⅲ近松浄瑠璃』として近松の浄瑠璃24作品のデータを、『日本語歴史コーパス 江戸時代編Ⅳ随筆紀行』として随筆6作品、紀行文6作品のデータを公開しています。
※長単位データは付与されていません。
※『江戸時代編Ⅱ人情本』はコアデータと非コアデータを含みます。
また『江戸時代編Ⅰ洒落本』の公開に先立ち、試行版として公開した『ひまわり版「洒落本コーパス」』(3作品、短単位情報付き)、および『江戸時代編Ⅱ人情本』試行版の『ひまわり版「人情本コーパス」』(テキスト検索のみ)については、過去のバージョンからダウンロード可能です。
洒落本は、江戸時代後期の江戸語・上方語が描写された会話文を含む文学作品で、同時期の重要な口語資料とされています。底本とした洒落本大成編集委員会編『洒落本大成』(1978-88中央公論社)は、全30冊に及ぶ大規模な翻刻本文の叢書で、日本語史研究上頻繁に利用されています。
本コーパスの特徴は次の通りです。
『江戸時代編Ⅰ洒落本』の本文は中央公論社『洒落本大成』(1978-88,洒落本大成編集委員会編)にもとづいています。
収録作品の詳細は、以下をご覧ください。
原則として全てのテキストを対象としています。序・跋、刊記、目録、内題・尾題、表、話者表示の類も含めますが、いずれも「本文種別」で要素を区別しています。ただし、左注(左ルビ)に関しては対象範囲外としています。
利用に際しては、以下をご一読のうえ、ご利用ください。
本コーパスをご利用になる際は、必ず下記の情報を明記してください。(バージョンやアクセス年月日は適宜置き換えてください)
※ バージョンかアクセス年月日のいずれかを明記すれば下記のように短縮しても構いません。
『日本語歴史コーパス 江戸時代編Ⅰ洒落本』は、オンライン検索ツール「中納言」を通してご利用いただけます。ご利用には利用許諾契約が必要です。詳しくは利用・申込方法をご覧ください。
※肩書きは開発当時のものです。
本コーパスは、国立国語研究所共同研究プロジェクト「通時コーパスの設計」および国立国語研究所共同研究プロジェクト「通時コーパスの構築と日本語史研究の新展開」の研究成果の一部です。また本コーパスにおける話者情報の構築にあたっては日本学術振興会科学研究費補助金「コーパス内話者情報を利用した近世後期江戸語・上方語の研究」(研究課題番号:15K16765 研究代表者:市村太郎)の助成を受けています。
人情本は、幕末期の江戸語が描写された会話文を含む文学作品で、近世江戸語から近代東京語への過渡的状況を研究する上で、重要な口語資料とされています。本コーパス作成のために底本を翻刻し、テキストデータを構築しました。
本コーパスの特徴は次の通りです。
『江戸時代編Ⅱ人情本』の本文は、国立国語研究所・東京大学国語研究室所蔵の底本を翻刻したテキストデータ(国立国語研究所「日本語史研究用テキストデータ集」)にもとづいています。
収録作品の詳細は、以下をご覧ください。
原則としてすべてのテキストを対象としています。ただし,口絵(挿絵)・広告に該当する箇所は対象外としました。序,跋,刊記,内題,尾題,話者表示の類は含みますが,いずれもタグ付きで要素を区別しています。
利用に際しては、以下をご一読のうえ、ご利用ください。
本コーパスをご利用になる際は、必ず下記の情報を明記してください。(バージョンやアクセス年月日は適宜置き換えてください)
※ バージョンかアクセス年月日のいずれかを明記すれば下記のように短縮しても構いません。
『日本語歴史コーパス 江戸時代編Ⅱ人情本』は、オンライン検索ツール「中納言」を通してご利用いただけます。ご利用には利用許諾契約が必要です。詳しくは利用・申込方法をご覧ください。
※肩書きは開発当時のものです。
本コーパスは、国立国語研究所共同研究プロジェクト「通時コーパスの構築と日本語史研究の新展開」および国立国語研究所共同研究プロジェクト「表記情報と書誌形態情報を加えた日本語歴史コーパスの精緻化」の研究成果の一部です。
近松門左衛門が江戸時代前期に発表した浄瑠璃作品のうち、世話物と呼ばれる24作品を収録しました。これらの作品は、当時の上方の話し言葉を描写した資料として、日本語史研究上重要なものとされています。
本コーパスの特徴は次の通りです。
原則としてすべてのテキストを対象としています。収録対象は古典の本文であり、現代語訳・頭注・校注者によって付与された内題等は含まれていません。
利用に際しては、以下をご一読のうえ、ご利用ください。
『日本語歴史コーパス 江戸時代編Ⅲ近松浄瑠璃』からジャパンナレッジ『新編 日本古典文学全集』(小学館)へのリンクを実現しました。
コーパス検索アプリケーション「中納言」における『日本語歴史コーパス 江戸時代編Ⅲ近松浄瑠璃』の検索結果の用例リストから、その用例の存在する『新編 日本古典文学全集』の当該ページの本文・現代語訳・注釈が直接参照できます。コーパスによる古典語の分析を、現代語訳や注釈を参照しながら行うことができます。
本コーパスをご利用になる際は、必ず下記の情報を明記してください。(バージョンやアクセス年月日は適宜置き換えてください)
※ バージョンかアクセス年月日のいずれかを明記すれば下記のように短縮しても構いません。
『日本語歴史コーパス 江戸時代編Ⅲ近松浄瑠璃』は、オンライン検索ツール「中納言」を通してご利用いただけます。ご利用には利用許諾契約が必要です。詳しくは利用・申込方法をご覧ください。
※肩書きは開発当時のものです。
本コーパスは、国立国語研究所共同研究プロジェクト「通時コーパスの構築と日本語史研究の新展開」およびMEXT科研費15H01883「日本語歴史コーパスの多層的拡張による精密化とその活用」(2015-2019)の研究成果の一部です。
随筆作品として、貝原益軒『養生訓』(巻第一、二)、新井白石『西洋紀聞』(上巻)、『折りたく柴の記』(上)、室鳩巣『駿台雑話』(仁集)、本居宣長『うひやまぶみ』、杉田玄白『蘭学事始』(上、下之巻)、紀行文作品として俳諧師・松尾芭蕉の『鹿島詣』『野ざらし紀行』『更科紀行』『笈の小文』『嵯峨日記』『おくの細道』を収録しています。これらは、文語文を基調に記されており、近世文語文の様相を知る手がかりとなります。
本コーパスの特徴は次の通りです。
『日本語歴史コーパス 江戸時代編Ⅳ随筆・紀行』Ver.0.8の本文は、以下にもとづいています。
芭蕉の紀行文6作品は、小学館『新編日本古典文学全集71 松尾芭蕉集(2)』(書籍版, ジャパンナレッジ)にもとづいています。
随筆6作品は、『養生訓』を九州大学医学部図書館杏仁醫舘文庫の版本、『西洋紀聞』を国立公文書館所の自筆写本、『折りたく柴の記』を国立国会図書館の写本、『駿台雑話』を国立国会図書館の版本、『うひ山ぶみ』を国文学研究資料館の版本、『蘭学事始』を早稲田大学図書館洋学文庫の版本にもとづいています。
原則として全てのテキストを対象としています。収録対象は古典の本文であり、現代語訳・頭注・校注者によって付与された章番号、目次等は含まれていません。ただし、序、刊記、内題、尾題の類は含み、いずれもタグ付きで要素を区別しています。
利用に際しては、以下をご一読のうえ、ご利用ください。
コーパス検索アプリケーション「中納言」上の『日本語歴史コーパス 江戸時代編Ⅳ随筆・紀行』の検索結果の用例から底本画像を参照できます。一部は参考画像も参照可能です。
芭蕉の紀行文6作品については、底本リンクとして、その用例があるJapan Knowledge『新編日本古典文学全集』(小学館)の本文、現代語訳、注釈が参照できます。
参考画像リンクとしては「更科紀行」、「笈の小文」、「おくのほそ道」について、国文学研究資料館(NIJL)鵜飼文庫収蔵の影印画像を参照できます。
随筆6作品については、底本リンクとして『養生訓』を九州大学医学部図書館杏仁醫舘文庫、『西洋紀聞』を国立公文書館(デジタルアーカイブ)、『折りたく柴の記』を国立国会図書館(デジタルコレクション)、『駿台雑話』を国立国会図書館(デジタルコレクション)、『うひ山ぶみ』を国文学研究資料館 一般(国書データベース)、『蘭学事始』を早稲田大学図書館洋学文庫(古典籍総合データベース)で直接参照できます。
作者情報参照用として、国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス(Web NDL Authorities)へのリンクを用意しました。
本コーパスをご利用になる際は、必ず下記の情報を明記してください。(バージョンやアクセス年月日は適宜置き換えてください)
※ バージョンかアクセス年月日のいずれかを明記すれば下記のように短縮しても構いません。
『日本語歴史コーパス 江戸時代編Ⅳ随筆・紀行』は、オンライン検索ツール「中納言」を通してご利用いただけます。ご利用には利用許諾契約が必要です。詳しくは利用・申込方法をご覧ください。
※肩書きは開発当時のものです。
本コーパスは、国立国語研究所共同研究プロジェクト「通時コーパスの構築と日本語史研究の新展開」、「開かれた共同構築環境による通時コーパスの拡張」の研究成果の一部です。
● 『ひまわり版「洒落本コーパス」 Ver.0.5』(ダウンロード、3.24MB)
● 『ひまわり版「洒落本コーパス」Ver. 0.5利用案内』
● 『ひまわり版「人情本コーパス」Ver. 0.2』(ダウンロード、788KB)