音声資源活用シンポジウム
概要
近年、音声を利用した情報システムが実社会において運用されるようになり、音声資源の重要性が高まっています。これまで国立国語研究所と国立情報学研究所音声資源コンソーシアムは、各種音声コーパスの配布を通じて、音声分野の研究・開発の進展に寄与してきました。しかし、今後の音声研究の発展のためには、さらに多種多様な音声資源が求められることは明白です。
そこで、これまでの音声研究の多くで用いられてきた実験室での標準的な読み上げ音声ではない、実世界における生の音声を収集・分析されている方々をお招きして、その多様な音声言語資源と活用事例についてご講演いただく機会を設けました。本シンポジウムでは、参加者の方々との議論を通じ、今後の音声資源のあり方について理解を深めることを目指します。
- 日 時:2017年9月7日(木) 13:30〜17:30
- 会 場:国立国語研究所 2階 講堂
東京都立川市緑町10−2(アクセス)
■ JR「立川駅」まで: JR中央線「東京駅」から快速で約50分
■ JR「立川駅」から:
○ 多摩モノレール「立川北駅」乗車(約3分)「高松駅」下車,「高松駅」より 徒歩約7分
○ 立川駅北口バスのりば2番から乗車(約5分)「自治大学校・国立国語研究所」下車
○ JR「立川駅」より徒歩約20分
- 参加費:無料
- 主 催:国立国語研究所 コーパス開発センター
国立情報学研究所 データセット共同利用研究開発センター
プログラム(敬称略)
- 13:30-13:40 開会挨拶
- 13:40-14:15 有本泰子(帝京大学)
「感情音声コーパスの構築と利用:いかにして生の感情を対象に研究を行うか」 - 14:15-14:50 北岡教英(徳島大学)・入部百合絵(愛知県立大学)
「高齢者音声の収録・分析・認識」 - 14:50-15:25 木部暢子・大槻知世・佐藤久美子(国立国語研究所)
「諸方言の文末イントネーション -日本語諸方言コーパスから-」 - 15:25-15:35 休憩
- 15:35-16:10 坊農真弓(国立情報学研究所)
「実験室からの脱出:オープンスペースでのマルチモーダルインタラクション収録とその分析」 - 16:10-16:45 船越孝太郎(京都大学/HRI-JP)
「複数人ユーザとロボットの音声対話」 - 16:45-17:20 東中竜一郎(NTT)
「対話システム構築のための音声言語資源」 - 17:20-17:30 閉会挨拶
参加申込み
事前参加登録は締め切りました。
当日参加登録も可能ですので、当日受付にお越しください。
お問い合わせ
国立国語研究所/国立情報学研究所
音声資源活用シンポジウム事務局(担当:石本,大須賀)
E-mail: src-symp@nii.ac.jp