語彙資源活用シンポジウム

シンポジウム

語彙資源をとりまく環境がかわりつつあります。 いわゆる国語辞典は紙媒体だけでなく電子媒体でも頒布されるようになり、 かな漢字変換などの言語処理用辞書にも利用されるようになりました。 言語処理の分野では形態素解析用辞書の拡張が進められています。 国立国語研究所においても UniDic・分類語彙表などの 語彙資源の量的拡張・質的拡張を進めてきました。

そこで、語彙資源の現状に関して意見交換をする機会を企画いたしました。 語彙資源整備の分野の第一線でご活躍されている方々をお招きしてご講演いただきます。 国語研からも所内で開発されている UniDicや分類語彙表などの現状について発表いたします。 登壇者には語彙資源をどのように拡張するのかについての観点から 話題提供を依頼しております。

パネルセッションでは、参加者から登壇者への質問の機会を設けたいと思います。 以下のフォームより参加申込のうえ、ふるってご参加ください。

  • 日 程:2017年3月6日(月) 10:10〜17:00
  • 会 場:国立国語研究所(東京都立川市)
          〒190-8561 東京都立川市緑町10-2
         http://www.ninjal.ac.jp/utility/access/

        ■多摩モノレール「高松駅」より 徒歩約7分
         「立川北駅」乗車(約3分)「高松駅」下車
        ■立川バス「自治大学校・国立国語研究所」より 徒歩約1分
         立川駅北口バスのりば2番から乗車(約5分)「自治大学校・国立国語研究所」下車
        ■「JR立川駅」より 徒歩約20分
         「JR立川駅」まで:JR中央線「東京駅」から快速で約50分,「新宿駅」から快速で約40分
  • 参加費:無料
  • 主 催:国立国語研究所コーパス開発センター 

◆お問い合せは受付メールアドレス lrw@ninjal.ac.jp までお願いします。

プログラム案(敬称略)

  • 【セッション1】 司会:浅原正幸(国立国語研究所)
    •   10:10-10:15 「趣旨説明」 浅原正幸(国立国語研究所)
    •   10:15-10:45 「『UniDic』の拡張計画」 岡照晃(国立国語研究所)
      [slides]
    •   10:45-11:15 「単語分かち書き用辞書 『mecab-ipadic-NEologd』 を公開して得た知見について」佐藤敏紀(LINE)
      [→slides]
    •   11:15-11:45 「拡張型NLP『JMAT』における実利用に向けた形態素解析のリソースチューニング」北浦雅子・紀伊馬章(ジャストシステム)
      [→slides]
  •       昼休み 11:45-13:00
  • 【セッション2】 司会:柏野和佳子(国立国語研究所)
    •   13:00-13:30 「『JUMAN++』の大規模語彙獲得へ向けた取り組み」森田一(京都大学)
      [slides]
    •   13:30-14:00 「『分類語彙表』の特徴と問題点」山崎誠(国立国語研究所)
      [slides]
  •       休憩 14:00-14:15
  • 【セッション3】 司会:山崎誠(国立国語研究所)
    •   14:15-14:45 「『日本語歴史コーパス』に出現した新規語の『UniDic』への登録について」鴻野知暁(国立国語研究所)
      [slides]
    •   14:45-15:15 「『日本国語大辞典』の編集方法――これまでとこれから」佐藤宏(小学館)
      [slides]
    •   15:15-15:45 「中型国語辞典『大辞林』編集と見出し語の収集・選定について――未知語・新語を中心に」山本康一(三省堂辞書出版部)
      [slides]
  •       休憩 15:45-16:00
  • 【パネルセッション】 司会:浅原正幸(国立国語研究所)
    •   16:00-17:00 パネルセッション・総合討論

事前参加申し込み期間は終了いたしました。当日受付にて参加申し込みをお願いいたします。

 

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