『日本語話し言葉コーパス』の大部分は学会講演と模擬講演ですが、その他にいろいろな種類の音声も収録しており、その一部は対話(インタビュー)音声です。
上の表で「インタビュー話者による模擬講演」とはインタビューの受け手として参加した話者全員(16名)がおこなった模擬講演(モノローグ)です。
「朗読音声」と呼んでいるのは、自然科学に関する普及書から抜き出された短いふたつの文章の朗読です。これを模擬講演話者のうち487名が朗読しており、朗読時間は3~4分です。
「学会講演に関するインタビュー」は、既に収録されている学会講演の内容についてのインタビューです。「模擬講演に関するインタビュー」は模擬講演の内容についてのインタビューです。これらのインタビューはいずれも10~15分程度です。
これらのインタビュー収録に参加した人達はインタビュー時と同じ組み合わせて「課題志向対話」と「自由対話」の収録にも参加しています。とりあげた課題はTVに登場するタレント8名のギャラを推定して高い順に並べるというものです。
最後に「再朗読」とは、書き起こされた学会講演の書き起こしテキストを同一話者が朗読した音声のことです。フィラー等の言い淀み現象も朗読の対象に含めています。