近代語コーパス設計のための文献言語研究 成果報告書 (国立国語研究所共同研究報告12-03)
2012年10月31日公開
概要
国立国語研究所共同研究プロジェクト「近代語コーパス設計のための文献言語研究」(2009年10月~2012年9月、プロジェクトリーダー:田中牧郎)による研究成果を、論文集にまとめたものです。
執筆者: 田中牧郎・岡島昭浩・小木曽智信・小野正弘・小島聡子・島田泰子・朱京偉・高田智和・張元哉・陳力衛・近藤明日子・須永哲矢
報告書(PDF)
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論文のタイトル | 執筆者 |
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本報告書の目的と概要 | 田中牧郎 |
第1部 コーパスの設計 | |
● 資料選定 | |
1. 近代語コーパスにおける資料選定の考え方 |
田中牧郎 |
2. 電子化が望まれる近代語資料探索 ―日本語史を研究する大学院生の報告から― |
岡島昭浩・森勇太・金曘泳・竹村明日香・坂井美日 |
● 文字処理 | |
3. 近代語文献を電子化するための文字セット | 高田智和 |
4. 近代語文献を電子化するための異体字処理 | 須永哲矢 |
● 形態素解析 | |
5. 近代語テキストの形態素解析 | 小木曽智信 |
6. 近代語コーパスのための形態論情報付与規程の整備 | 須永哲矢・近藤明日子 |
● モデルコーパス | |
7. 『明六雑誌コーパス』の仕様 | 近藤明日子・田中牧郎 |
8. 『明六雑誌コーパス』の語彙量 | 近藤明日子 |
第2部 コーパスの活用 | |
● 語彙研究 | |
9. 明治後期から大正期の語彙のレベルと語種 ―『太陽コーパス』の形態素解析データによる― |
田中牧郎 |
10. 文献資料内漢語の階層化 ―『明六雑誌』の漢語をめぐって― |
小野正弘 |
11. 『明六雑誌』の一人称代名詞 | 近藤明日子 |
● 文法研究 | |
12. 近代書き言葉における文語助動詞から口語助動詞への推移 ―『太陽コーパス』の形態素解析データによる― |
田中牧郎 |
13. 近代語に探る〈終止形準体法〉の萌芽的要素 | 島田泰子 |
14. 近代の地方出身作家の助詞の用法について ―宮沢賢治と濱田廣介の場合― |
小島聡子 |
● 日中韓対照研究 | |
15. 『太陽コーパス』における漢文系複合辞の使われ方 | 朱京偉 |
16. 日中の比較語史研究 | 陳力衛 |
17. 近代対訳コーパスにおける日韓語彙の諸相 ―文体の異なる対訳コーパスの比較を通して― |
張元哉 |
共同研究発表会開催記録 |